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緑と歴史に癒される、初夏の会津へ

会津若松は、歴史ある城下町として名高く、今もその趣を街並みに残す魅力的な町。新緑が美しい初夏のこの時期は、歴史や文化、自然にふれながら心をリセットできる“癒し旅”にぴったりです。今回は、ゆったりとした時間が流れる初夏の会津を楽しめる3つのスポットをご紹介します。

初夏の光に映える名城・鶴ヶ城

麟閣
Photo by @9_x_yu_yuan_

会津若松のシンボルともいえる「鶴ヶ城」は、白虎隊の物語でも知られる名城。難攻不落の名城と称され、今もその堂々たる姿を残しています。春の桜で有名ですが、初夏には鮮やかな新緑に包まれ、天守閣からの眺望もまた一味違った魅力。眼下に広がる城下町と山々の稜線が、清々しい空気とともに訪れる人の心を癒します。お堀に映る天守や緑に映える白い城壁は、フォトスポットとしても人気。さらに敷地内には、茶室「麟閣」や会津藩の歴史を伝える資料館もあり、歴史ファンも見逃せない見どころが満載です。

営業時間8:30〜17:00(入場は16:30まで)
住所福島県会津若松市追手町1-1
アクセス会津若松ワシントンホテルから徒歩で4分の若松駅前バスターミナルから会津バス、鶴ヶ城西口停で下車徒歩で約9分
URLhttps://www.tsurugajo.com/tsurugajo/

深緑に包まれる静謐な庭園「御薬園」

御薬園
Photo by @t_wata2021

御薬園(おやくえん)は、室町時代に起源を持つ会津藩主の薬草園。江戸時代には保養地としても整備され、現在では四季折々の自然とともに往時の趣を感じられる場所として親しまれています。初夏には園内の木々が鮮やかな緑に染まり、水辺の風景や池泉回遊式庭園ならではの起伏のある地形が美しい調和を見せてくれます。特に、園内に配された東屋や橋から眺める風景は、まるで絵画のよう。歴史的建築物を見学できる「御茶屋御殿」も見応えがあります。また、薬草園としての名残から、薬草や植物に関する展示も充実。静かに過ごしたいひとときや、五感を通じたリフレッシュにも最適な場所です。

営業時間8:30~17:00(受付16:30まで)
住所福島県会津若松市花春町8-1
アクセス会津若松ワシントンホテルから徒歩で4分の一中町停より会津バス、御楽園西口停で下車徒歩で約4分
URLhttps://www.tsurugajo.com/oyakuen/

建築美と歴史が交差する「飯盛山・さざえ堂」

さざえ堂
Photo by @sunakoman

戊辰戦争で命を絶った白虎隊十九士の墓が残る飯盛山は、会津の歴史に深く根ざした地。静かな山道を登ると、今なお多くの人が訪れる慰霊の場へとたどり着きます。その途中に立つ「さざえ堂」は、1796年に建立された木造の螺旋建築で、世界的にも極めて珍しい二重螺旋構造を持つ仏堂です。内部にはスロープ状の通路が設けられ、階段を使うことなく一方通行で昇降できる設計が特徴。昇る人と降りる人がすれ違わない構造に、江戸時代の発想と技術の高さを感じられます。堂内は柔らかな木の香りと光に包まれ、不思議な静けさを漂わせています。建築好きにも歴史好きにも、一度は訪れてほしい会津の名建築です。

営業時間8:15~日没※季節により変動あり
住所福島県会津若松市一箕町八幡滝沢155
アクセス会津若松ワシントンホテルから徒歩で4分の若松駅前停より会津バス、飯盛山下停で下車徒歩で約5分
URLhttps://sazaedo.jp/

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